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野菜と果物のおいしい話 第4回「栄養価が高い、雑穀を献立に!」

Interview インタビュー

雑穀の魅力とは?

主穀(日本では米、むぎ、大麦のこと)以外の穀物、アワ、ヒエ、キビ、トウモロコシ、ライムギ、ハトムギ、アマランサス、キヌア、黒米、ゴマなどの雑穀は粒が小さく胚芽が多いため抗酸化成分やビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含んでいます。その栄養価の高さや脂質代謝改善機能が注目を浴びるようになり、健康やダイエットのために取り入れる人が増えています。


一種類ずつ売っているお店もありますが、数種類をブレンドしたものが主流。雑穀のブレンドは商品によって違いますので、ソバや小麦のアレルギーがある人は内容をきちんと確認しましょう。


雑穀ドレッシング

雑穀をおいしく食べるには

初心者は白米に少しずつ混ぜて炊くことからスタート。雑穀独特のプチプチした食感が楽しく、白米よりも存在感があるので、普段よりもよく咬むようになるはずです。もともとローカロリーな上、咬むことで満腹中枢が刺激されやすくなり、結果的にダイエットにいいというわけです。
雑穀の食感や香ばしい風味に慣れてきたら、おかずにも取り入れてみましょう!


雑穀ハンバーグ

ひき肉の3〜5割を雑穀に変えるだけでカロリーダウン!味の違いはほとんどないので、子どもも知らず知らずのうちに食べてしまいます。

材料:2人分

  • 合い挽き肉100g
  • 雑穀100g
    (ゆでたもの。たかきび、雑穀ミックスなど)
  • 玉ねぎ 1/2個
  • パン粉 1/4カップ
  • 牛乳 大さじ2
  • 溶き卵 1/2個分
  • ナツメグ、塩こしょう 少々

作り方

  • みじん切りにした玉ねぎを少量のオリーブオイルで炒めてさまします。
  • 合い挽き肉とゆでた雑穀を①とボールに入れ、塩こしょう、ナツメグ、牛乳に浸したパン粉、溶き卵と混ぜて小判型に整えます。
  • フライパンで中に火が通るまで両面を焼きます。

雑穀ギョウザ

ひき肉の量を減らして雑穀をプラスするだけ。コクがあってヘルシーなギョウザに早変わり!

材料:40個分

  • 豚ひき肉80g
  • 雑穀70g
    (ゆでたもの。アマランスやたかきびなど)
  • ギョウザの皮 40枚
  • キャベツ 1/6個
  • にら 1/2束
  • 合わせ調味料
    酒・・・大さじ1
    塩・・・少々
    ショウガ汁・・・1片分
    醤油・・・大さじ1
    ごま油・・・小さじ2
    片栗粉・・・大さじ1〜2

作り方

  • みじん切りにしたキャベツとにらの水気をよくきって、ひき肉、ゆでた雑穀、合わせ調味料をボウルに入れてよく混ぜる。
  • ふちに薄く水をつけた皮で、ひだを作りながら①を包む。
  • フライパンで片面に焦げ目がつくまで中火で焼き、裏返して熱湯を入れて中火で蒸し焼きにし、最後に水分が完全にとぶまで強火で焼く。

押し麦のミネストローネ

材料:4人分

  • 押し麦 大4
  • ベーコン 2枚
  • タマネギ 100g
  • セロリ 1/2本
  • カボチャ 50g
  • ニンジン 50g
  • アスパラガス 2本
  • ブイヨン 700cc
  • 塩・コショウ・オリーブオイル・醤油 適量

作り方

  • 押し麦は洗って水気を切っておく。
  • ベーコン、タマネギ、セロり、カボチャ、ニンジンは1cmの色紙切りにする。
  • アスパラガスは穂先を飾り用に、他に部分を1cmに切る。
  • 鍋にオリーブオイルを入れ、ベーコン、野菜を炒めブイヨンを注ぎ①も加えて煮る。
  • 押し麦、野菜がやわらかくなれば塩・コショウ・醤油で味を調える。
  • 器に盛り、アスパラガスの穂先を飾る。

【豆知識】押し麦:押し麦は大麦を蒸気で加熱後、圧縮し食べやすくしたもの。カルシウムは白米の3倍、食物繊維は19倍といわれています。鉄分やビタミンB1も多く補うことができます。白米に混ぜて炊くのが一般的ですが、スープの具材や、茹ででサラダとしても使うことができます。

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