日本では年間1万5千人が新たにかかると言われている子宮がんは、20〜30歳代での発症がここ20年で2倍以上の増加傾向。早期発見をするためにも、できるだけ年に1回は検診を受けるようにしましょう。(自治体の費用負担は年齢や市町村によって違います。ホームページでチェックしてみましょう。)
子宮がんには大きく分けて子宮頸がんと子宮体がんの2種類があります。子宮頸がんの原因となるのはHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスですが、すべてがガン化するわけではありません。
子宮体がんの原因ははっきりとは分かっていませんが、女性ホルモンであるエストロゲンの増加や肥満、高血圧、食事の欧米化に関連があると考えられています。50歳以上に多いとされていましたが、最近では30代、40代での発症も増加しています。
医療機関によって検診内容が違いますので、事前に確認しておきましょう。また、不正出血など気になる症状がある場合は、前もって伝えるようにしましょう。
子宮頸部から少量の細胞を採取します。1〜2分で済み、痛みはほとんどありません。子宮体がんも調べてほしい場合は、事前に伝えておきましょう。
膣内の状態を超音波器具で調べます。同時に卵巣がんも調べられます。
不正出血、おりものの異常、下腹部の痛みなどがある場合は、なるべく早く婦人科を受診するようにしましょう。
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