園芸愛好家、寄せ植え講師 保坂真紀さん
・日本家庭園芸普及協会 グリーンアドバイザー取得
・英国王立園芸協会日本支部 ハンギングバスケットマスター取得
・RHSJコンテナガーデニング協会会員
・2006年ひたち海浜公園コンテナコンテストスモール部門茨城県知事賞受賞
・2007年日比谷公園ガーデニングショーコンテナ部門銅賞受賞
家の門やエントランス周りを飾る「寄せ植え」に思わず目を奪われた、という経験はありませんか?植物の色合いや組み合わせに、育てている人の個性も感じられ、ハッと目を引く「寄せ植え」。ちょっと上級者?と思うかもしれませんが、コツを知っていれば意外と簡単。インパクトがあっておもてなし感もたっぷりの寄せ植えで、ガーデンの演出をクラスアップしてみませんか?
コンテナからこぼれだすように咲きほころんでいるのは、 「ムーランルージュ」。
バックに植えたオレガノ「ヘレンハウゼン」の銅葉とピンクのパンジーの色の相性もぴったりです。
後ろの樹木はスモークツリー。コンテナで育てると、大きくならず細かい樹形が保てます。
そして、木の実のアンバーバームでちょっとひと工夫。銀色スプレーで染めて、木に吊るしてみました。
こうすると華やかさがアップして、落葉後も寂しくありません。
手前には地植えの常緑のタイム、斑入りツルニチニチソウ、シルバーリーフのシロタエギク、そして一年草のパンジー、ビオラが育って、カラフルなカーペットのように広がってくれました。
こうして地植えの花とコンテナの寄せ植えをうまくミックスさせると、よりボリューム感が出て躍動的な印象になります。訪れた方にとっても、ここは癒しのコーナーになっているんですよ。
黄色に補色の紫が入ったムーランルージュのコンテナは、しっかり冬を越せるように寒さに丈夫な黄色いカレックスと、寄せ植えに人気のカラーリーフ、ヒューケラで合わせました。
カレックスはよく育つのであまりボリュームが出過ぎないようにすることがポイント。姿が乱れたら、早春に株元まで短く切って新芽が出るのを待つか、春に株分けして全体のバランスを整えるか、手を入れてくださいね。