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「おうちガーデン」の楽しみ方 第2回「玄関のウェルカムフラワー<冬編>」

Interview インタビュー

玄関で優しく迎える、鉢植えの花

室内とはいえ、暖房が入らない玄関はかなり温度が下がっています。そのためどうしても寒さに強い品種を選んでしまうのですが、中でもおすすめなのが、カランコエ。黄色、ピンク、オレンジ、白などかわいらしい花をつける多肉植物で、半日陰でOKなので玄関の日照でも十分。5度以上あれば大丈夫ですが、急激な温度変化を嫌うため、冬場の外には置かないようにしています。


写真はカランコエ、アイビーゼラニウムをブリキに飾ったもの。比較的気温の低い玄関でも、元気に咲いてくれています。冬の寒い時期は乾かし気味に育ててあげてくださいね。同じ鉢植えでも、家の環境によってやっぱり生育具合は変わるもの。もともとの株の状態もあるとは思いますが、日当り、風通し、湿気などその家によって条件は違うので、自分の家の環境に合っているかどうかを日々見てあげてくださいね。

玄関はこんな風にお花たちが
お出迎えしてくれています。

毎日、心をかけて、手をかけて

苗から買う場合は、とにかく元気かどうかをチェックしています。花や葉に痛みがないかを裏側まできちんと見たり、色の濃さなどを見たり。
そして家に持ち帰って置き場所が決まったらそれで終わり…ではなくて、毎日、目をかけるようにしています。よく、「植物には話しかけてあげましょう」と本に書いてあったりしますが、実際に声を出さなくても大丈夫。今日は元気かなあ、花は増えたかなあ、と心をかけるだけで十分です。(まあ、ついつい「おはよう」って声に出しちゃいますけどね。)

テラスのマーガレットは
お日さまをいっぱい浴びて元気!

毎日見ているとちょっとした花や葉の変化に気付くものです。でも、慣れないうちは見過ごしやすいので、直接ふれてチェックする方がいいかも。例えば、カランコエは水をやりすぎてはいけないのですが土を見ただけではわからないので、指でさわって確認。もし乾いていたら水をたっぷりあげる、というふうに。湿っているのに元気がなくてクタッとしていたら、根っこがやられているのかもしれません。この時期水のやりすぎには気をつけて。乾かしぎみで育ててみてください。
花の咲いているものは、適量の液肥を定期的にあげるようにすると長持ちしますよ。やりすぎると「肥料やけ」をおこすので、必ず説明書きの「適量」を守るようにしましょう。


玄関で家族やお客さまを迎える「ウェルカムフラワー」はその家の顔かもしれません。訪れてくれる人に元気で明るい気持ちを伝えたいものですね。

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