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ワーキングママにインタビュー「子どもたちの応援で新商品開発に成功!」実母の手作りおやつを原点に、母である私だからできた、自信作!

Interview インタビュー

竹本朗子さん
※プロフィール
奈良県當麻町の駅前で売店経営。和風スイートポテト「どっこいまんじゅう」を考案・開発し、地元の人気お土産のひとつに。パン屋さんでの製造・販売も兼業。3児の母。

INTERVIEW

このお仕事を始めたきっかけは?

私の実家は中華料理店を経営しているので、「食」には小さい頃から興味がありました。喫茶をまかされていたこともあり、「料理して人に振るまう」ということは好きでしたね。結婚後、受け継いだお土産物の売店、接客をするだけではだんだん物足りなくなってきて。名物になる何かを作りたい!と思うようになったんです。

いろいろと構想を練ったのですか?

新作スイーツのヒントを見つけるため、とにかくたくさんの食材にふれる中で吟味しようと、給食センターで働くことにしました。衛生面など一から教えてもらえたし、いろいろな食材の性質を研究できて、とても勉強になりましたね。今もお付き合いしている先輩方と出会ったことも大きな財産です。調理師の資格勉強をしながら「どんなものを作ろうか」といつも考えていましたね。

そして考えついたのが「どっこいまんじゅう」なんですね?

当麻は相撲発祥の地。お相撲にちなんだ何かを入れたいという思いがあり、相撲のかけ声である「どっこいしょ」をコンセプトに、土俵をイメージしたまあるいまんじゅうがいいなと。そして味は?と考えた時に思い出したのは、子どもの頃に母が作ってくれたスイートポテト。自営業で忙しい中、手作りのお菓子を作ってもらった嬉しさもあって、おいもの素朴な甘さが「格別なおいしさ」として私の中に強烈に残っていたんでしょうね。

だから、「どっこいまんじゅう」は優しい甘さなんですね。

子どもから年配の方まで楽しんでいただける味にしたくて。私の3人の子どもたちには、試作段階で何度も食べてもらいました。子どもは正直に感想を言ってくれるのでとても参考になったんですよ。いつも3人が傍にいてアドバイスをくれたので、試作品作りがうまくいかないときもずいぶん励まされましたね。栄養価が高くて、何度でも食べたくなる、懐かしいけど新しい味を目指しました。プレーンタイプ以外に、あずき、クリームチーズ、季節によっては生いちごやかぼちゃ、栗を入れたのもそのため。今では「和風スイートポテト」として好評をいただき、口コミでどんどん広がっています。

どんな点が難しいですか?

まんじゅうのあんは季節ごとのおいもによって微妙に変化しますし、水分量などは温度や湿度によっても変わります。その日その日で焼き具合いを調整することが大切なんです。そこは経験豊富なパートさんたちが熟知してくれているので、安心してまかせられますね。


ある1日のスケジュール

商品開発を通してうれしかったことは?

たくさんの人に助けてもらったことです。どっこいまんじゅうの顔とも言えるパッケージイラストを、たくさんのこだわりにも関わらず私の想い通りに描いてくれた油谷印刷さん。まんじゅうの金型についていろいろ教えてくれた金型メーカーの社長さんや、こだわりのおいもあんを紹介してくれた神田さん、奈良のフードフェスタに出店したときも商工会の方にお世話になり、商標特許取得の際には発明協会の方にいろんなことを教わりました。また、つまづいた時には友人たちの励ましで救われたこともありました。家族をはじめ、両親や弟もアドバイスをくれ、一人ではできないことばかりでしたが、たくさんの人に支えてもらい、いい出会いもたくさんありました。

これからやってみたいことはありますか?

もっともっと「どっこいまんじゅう」をたくさんの人に知ってもらいたいですね。各市町村のイベントにも参加させていただきたいです。また、今は大好きなパンについて勉強中なんですが、将来的にはカフェもやってみたいし、新しい商品作りにも挑戦してみたい。夢はまだまだ広がります!

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