まさこさん
※プロフィール
大学卒業後、製造関係の会社で一般事務を3年勤めた後、結婚退職。専業主婦として家事、育児、学校ボランティア、地域の自治会活動に忙しい毎日を送る中、趣味で始めたインターネットにはまり、パソコンを使った仕事をしたいと思うように。現在は夫、18歳の娘、10歳の息子との4人暮らし。
※現在の仕事:パソコンインストラクター
やっぱり年齢ですね。求人広告の募集年齢をチェックしてちょっとあせり(!)、40歳になるまでに仕事に就こうと思って2年前から探し始めました。
普段からネットショッピングやネットオークションなどパソコンをよく使っていたので、好きなことを仕事にできたらいいなと思っていました。ただパソコン関連の仕事をするためには資格が必要だと思い、まずはパソコン教室に通ってMOS wordを取得しました。そこからどんどん面白くなって、独学でエクセル・パワーポイント・word expertを取得していったんです。
画像関係の知識を身につけようと1年半前から別のパソコン教室に通ううちに認められ、そこでアシスタントの仕事を任されるようになりました。オフィス系以外の実用性の高い画像処理スキルを学んだ後、その教室の先生が登録していたパソコンインストラクター派遣会社に思いきって私も登録!それからすぐに仕事がきて企業のパソコン講習会でデビューし、今に至ります。
インストラクターとしてオフィス系のパソコン講習会に月に数日単位で派遣されています。他にも、以前取得していた簿記の資格が買われて、会計ソフトのインストラクターの仕事も入るようになりました。また、知人の紹介で、家庭教師として生徒さんのご自宅でも教えています。
講習会ではメインの先生のアシスタントをしていて、アシスタントが私だけという場合は生徒さんからの質問をほとんど受けるのですが、その内容は本当にさまざま!全くの初心者の方だと質問そのものが理解しがたかったり、休憩時間に講習内容に全く関係ないことを聞く人もいたり。最初はその対応に慌てましたね。
説明したことを理解してもらえて「先生のおかげです!」と言われた時は、やっぱり嬉しいですね。特に、初めてキーボードに触れた生徒さんの表情がだんだん輝いてくるのを見ると、パソコンに親しむお手伝いができたんだな、と充実感を感じます。
いくら知識があっても相手にわかる言葉で説明し、納得してもらわなくては意味がありません。「教える」といった上からの目線ではなく、生徒さん一人一人のレベルに合わせ、同じ目線で「伝える」ことが大切だと思っています。
それと、ソフトはどんどんバージョンアップしていきますので、対応できるように自分で勉強することも必要でしょうね。
ブランクがあったら一歩踏み出すには勇気がいるかもしれませんが、踏み出さないと何も始まりません。私も18年のブランクはありましたが、「始めてみれば何とかなるもんだな」と実感しています!
※インタビューを終えて
「バリバリのキャリアウーマン」というタイプではなく、親しみやすくて笑いの絶えないまさこさん。インストラクター歴は1年でも、「決しておごらない」「わからない人の立場に立って話をよく聞く」という彼女の姿勢が生徒さんに支持されているのだと感じました。