永尾 千里 先生
※プロフィール
budokon公認インストラクター。FTPマットピラティスインストラクター。
日本マタニティビクス協会認定インストラクターとしてマタニティアクア、ママヨガなど産前産後の女性を対象としたプログラムの指導にあたる。
また、大塚製薬の契約インストラクターとして商品プロモーションを行うほか、スポーツジムや百貨店の文化サロンでアクアビクス、ヨガ、ピラティス、budokonの指導にあたるなど、多方面で活躍中。
http://chisato-k-c-ysr.cocolog-nifty.com/blog/
妊娠〜出産という今までにない体験は、胸やお腹、腰まわりの変化からもわかるように、体に大きな負担をかけています。また、出産後は休む暇もなく赤ちゃんのお世話があり、生活そのものが妊娠前とはがらりと変わっています。しかも、そのお世話はおむつ替えや授乳、抱っこ、沐浴、ベビーカーを押すなど、すべて「前傾姿勢」のオンパレード!
大きなダメージを受けた部分をそのままにした状態が続きますから、まずはそれをしっかり直すことを考えましょう。人間の体の基本である骨格、そのゆがみを整えてから脂肪を燃焼するためのトレーニングをすることが、「ひきしめ」への近道。後で体に無理が出ないための最善策なのです。
※腰部
妊娠中に子宮が大きくなり、その重みで骨盤が傾斜しています。産後も腹筋と背筋のバランスが崩れて骨盤が前方にずれたまま背中を丸めてバランスをとっていることが多いため、背中にまるく脂肪がつきやすくなっています
※胸部
抱っこなどの前傾姿勢で胸椎(背中の部分)のゆがみがすすみやすくなっています。
まずは自分の全身を横から、後ろから鏡でチェック。骨盤の傾斜や腰椎のゆがみで悪くなった姿勢を正しい位置に戻していきましょう。自分でトレーニングをする場合は腰部に負担がかからないように、無理のない動きで注意して行いましょう。
足を肩幅に開き、つま先は正面。ひざは軽くゆるめて。臀部・下腹部に「力を入れる・ゆるめる」を繰り返して骨盤を前後に動かす。手を殿部と下腹部に当てて筋肉の動きを確認し、腰部のみを動かすのがポイント。
足を肩幅に開き、つま先は正面。ひざは軽くゆるめて。腰のライン、肩のライン、膝のラインが床と並行になっているかをチェックし、手を臀部に当てて筋肉の動きを確認しながら骨盤を左右に動かす。両足に均等に体重をのせることがポイント。
第1回「今からでも間に合う、産後の体型戻し」|第2回「骨盤のゆがみが体によくない理由は?」
第3回「ヨガで体と心を整える!」|第4回「パワーヨガとママヨガ」
第5回「体のコア(体幹)を鍛えるピラティス」