田村 宜子 たむら のりこ
料理研究家
ベジタブル&フルーツジュニアマイスター
日本肥満予防健康管理士
アンチエイジングアドバイザー
ダイエットアドバイザー
1950年生まれ
辻調理師専門学校卒業
食品企業の運営する世界の家庭料理教室の講師を経て健康とアンチエイジングこだわった少人数制の料理教室を主宰
雑誌やテレビにも出演
厚生労働省が推奨している「一日に必要な野菜の量」は350gですが、アンチエイジングを目指すなら、500〜800gは摂ってほしいですね。ただ、現状はほとんどの人が野菜不足。「野菜は摂っている」つもりのあなた、今日はどんな野菜をどれくらい食べましたか?旬のもの、その土地のものを毎日しっかり「今までの2〜3倍の量」を意識して摂るように心がけましょう!いろいろな野菜をバランスよく摂ることで、自然なダイエット&アンチエイジングにつながるのです。
酵素が多く含まれている野菜はできるだけ「生」で摂ってほしいですね。体の中にある酵素は「消化酵素」(食べ物を消化・分解する)と「代謝酵素」(新陳代謝・毒素を除去・免疫力を高める)の2種類なのですが、体内で作られる酵素の量は決まっています。ですから、酵素がたくさん含まれる食品を摂取することが必要になってきます(食物酵素)。ただ、酵素は48度を超えるとその力を失ってしまいます。酵素を多く含んだ発酵食品や生野菜、果物をたくさん取り入れ、食物酵素を増やすことでアンチエイジングに磨きをかけましょう!
免疫力を高め、活性酸素の除去にも効果的と言われるファイトケミカル。過剰な活性酸素は体をサビさせ、老化や病気の原因ともなるアンチエイジングの敵ですから、それに働きかけるファイトケミカルは今、とても注目を集めているのです。ファイトケミカルは約900種類発見されており、赤ワインに含まれるポリフェノール、トマトに含まれるリコピンもその一つ。他にもブロッコリー、キャベツ、ニンニク、大豆、ごま、ブルーベリー、お茶などに多く含まれています。
酵素やファイトケミカルを多く「摂る」ことと同じぐらい、「出す」ことが大切。腸をキレイにすることで血液もさらさらになります。逆に老廃物を体外に排出しないと、蓄積した毒素が血液中に吸収され、体にまわってしまいます。しっかり食べて栄養を摂ったら、ちゃんと「出す」ことを心がけましょう!
体温が36.5度以下だと免疫力や基礎代謝が落ちると言われています。
夏野菜や南国のフルーツは体を冷やすと言われていますが、それだけを摂り過ぎなければ大丈夫。特に朝のフルーツは胃腸にやさしく、ジュースにすると体も気持ちよく目覚めてくれます。ビタミン類をしっかり摂って快適な一日をスタートさせましょう!
にんじん1/2本、キウイ、バナナ、りんごなどのフルーツ、あれば青菜少々、ショウガ少々、豆乳・ヨーグルトはお好みの量で。甘みがほしい場合は甘酒で、なければはちみつか黒糖でOK.。ミキサーにかけて飲みます。(氷は入れない)