イメージチェンジをしたいとき、まずは身につけている色を変えると印象を変えやすくなります。「なりたい自分」を効果的に表現できる色をセレクトすることで発するイメージが変わり、自分自身のしぐさや行動が自然と変わってきます!
痩せて見えるからといつも黒い服を着ている人もいますが、実は着痩せ効果はありません。黒の視覚的効果は、輪郭をくっきり見せるということ。黒を着ると露出している部分、顔や手足が締まって見えるのですが、暗い色のせいで全体的に体重が重く見えるので注意しましょう。
単色使いよりも、ポイントとなる部分に反対色を用いてメリハリをつけるほうが、痩せて見える効果は高くなります。ダークカラーのワンピースならネックレスやベルト、足下に明るい色をもってくるなど、引き締めたいところに反対色を使ってみましょう。
優しくかわいらしいイメージを与えるピンク。洋服に取り入れるのが苦手な人はネイルや眼鏡のフレーム、小物に取り入れてみてはどうでしょうか?人に与える印象だけでなく女性ホルモンを活発にしてくれるため、内側からきれいになれる色です。
また、オレンジやイエロー、クリーム色などの暖色系はやわらかい雰囲気を与えるので、全身ブラックでかためるよりも話しかけやすい印象があります。人と出会いたい、友だちをつくりたいという場面では、暖色系を身につけるといいでしょう。
例えば看護士さんの白衣は清潔感があると同時に不安を拭い去る効果があり、光を反射して人の気持ちを明るくしてくれます。はじめて出会う人に印象よく思われたい、敵を作りたくない、というシーンでは明るくて純粋なイメージのホワイトを取り入れるといいでしょう。顔周りに白をもってくると、くすみが取れてみずみずしい雰囲気に。シャツ、パールのネックレスやイヤリング、アイシャドウに白を取り入れると効果的。
見る人を安心させる青と組み合わせると嫌悪感を持たれませんし、きちんとした印象を与えることができます。特にダークブルーは冷静になれて直感がよく働くことから、就職活動のスーツの色にはピッタリです。
人間関係でトラブルがあってこじれたときや相手を怒らせてしまったときは、優しくてやわらかな色合いのピンク、グリーンを身につけたり、小物を飾ってみてはどうでしょうか?空気が和んで仲直りのきっかけになる効果が期待できます。また、奥の手としては、相手の好きな色を身につけることも。相手との共通点を持つ、相手に一歩譲る、というアピールにもつながるはずです。
参考文献:泉 智子「色が導く幸せのつかみ方」