1時間目は野菜の名前当てからスタート。いろいろな種類がある野菜にはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、体の調子を整える働きがあることを学びました。手で作った「グー」1つが、野菜だとおおよそ70g。このグー5個分が1日に摂る野菜の目安だと聞いて、子どもたちはびっくり。果物だと皮をむいた状態で1日200gの摂取が目標だとしたら・・・工夫しながら、毎食プラスおやつにもしっかり摂っていきたいですね。
イタリア料理でおなじみのズッキーニ。一見キュウリと似ているけど、実はかぼちゃの仲間です。キュウリ(胡瓜)、ゴーヤ(苦瓜)、スイカ(西瓜)、トウガン(冬瓜)、かぼちゃ(南瓜)は漢字でわかるように同じ瓜科の仲間。じゃあパプリカは?レタスは?なすは?それぞれの仲間を探すと意外な発見があって面白いのでぜひやってみてください。ちなみにスイカは瓜科なのでれっきとした野菜。ただし、甘みが強いのでおかずにはならないですね。
ナス科のトマトはビタミンCが豊富。特に赤い色素はリコピンの赤で、体をさびさせない抗酸化作用が特徴的。体の疲れをやわらげたり、焼けた肌を回復させたり、アンチエイジングには欠かせません。また種類も豊富で形や色、食感もさまざま。ゼリー部分が多かったり、酸味が強かったり、熟した状態で緑色のトマトがあったり。今回はトマトベリー、アイコ、イエローミニの3種類を食べ比べしたのですが、それぞれの違いに子どもも大人も驚いていました。
最後に、たくさんのお野菜がふんだんに使われた、見た目も美しいフレンチをいただきました。今回学んだお野菜はもちろん、いつもの家庭料理とは違った調理方法で魚や豚肉が登場し、お皿が運ばれてくるたびにテーブルからは感嘆の声!フランス人のシェフへの質問コーナーや厨房探索の時間もあり、野菜とお料理への興味がますます深まった2時間でした。