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ファッションプロデューサー加藤裕子さんにインタビュー 第1回「カラフル・エイジのオシャレ化計画」

Interview インタビュー

“女性が喜ぶこと”をポイントに、ファッション関係を中心としたPR・商品開発に携わる「アプリーレ代表」加藤裕子さん。
神戸発のお洋服を中心に国内外のブランドを招き、豪華なゲストモデルやライブで全国女の子を魅了しているファッションイベント「神戸コレクション」の立上げ時からプレスとして運営に関わってきたり、時にはタレントさんと、まさにカラフル・エイジ世代向けのキレイになれる商品の開発、アーティストプロデュースと多方面で活躍されています。第一線で活躍するプロが、30代・40代のファッションについて語ってくれました。
ブログ:http://ameblo.jp/aprire61/

「ブランド至上主義」はオシャレ心を育てない!?

カラフル・エイジの世代は10代・20代で海外高級ブランドブームやDCブランドブームを体験してきたこともあり、根強いブランド志向があるように感じます。


確かに、ある程度収入があって高級ブランド品を買えるようになったという達成感やネームバリューへの安心感は得られると思いますが、自分のファッションを組み立てるときにブランドに振り回されていたのでは、本末転倒になってしまうかも。「○○ブランドだから買っちゃいました!」とワードローブを揃えてしまうと、組み合わせを工夫することに対して思考が停止し、バランスを忘れたちぐはぐな印象になっている方を街でもよく見掛けます。


名前に頼り過ぎてしまって、本来のオシャレの醍醐味であるアイテム探しやスタイリングの意外性から無縁になりがち。自分が好きなものや着たいものを選ぶ中にたまたまブランド物が入っていた、というぐらいのスタンスがいいですね。

センスアップのために大切なことは?

ファッションで一番大切なことは内面と外見の両方から「自分を知ること」。特に内面、つまり「自分がどうありたいか」「自分をどう表現したいか」ということがとても大事。「お洋服を着るのにそんなことまで考えないといけないの?」と思われるかもしれませんが、着ているものってその人らしさが出ると思いませんか?もちろん、高い・安いということではなくて雰囲気とか、ニュアンスとか、その人っぽさという意味で。
「オシャレだなぁ」と思う人は、とてもよく自分自身のことを知っている方が多いです。


「ファッションは個性を表現する」のはモデルさんやタレントさんだけに限ったことではなく、私たちみんなに言えることなんですよ。そんなに難しく考えなくても、例えば優しそうな感じ、近寄りがたい雰囲気、流行りものを上手に取り入れている、流行に関係なく似合っている…などといった印象を人に対して持つのは、その人が発信しているメッセージを受け取っているから。発信者は自分でその洋服をセレクトした時点で知らないうちに何かを表現したいと思っているのです。明るく見せたい、クールにきめたい、無難にまとめたい…などなど。
カラフル・エイジのみなさんも「ファッションで自分を表現する」ということをちょっと意識してみませんか?

センスアップ外見編:かくす?見せる?そこがオシャレの分かれ目

「どうやって自分を表現したらいいのかわからない」という声をよく耳にするのですが、もしかしたら自分らしさを見失ったり、自信を持てていなかったりしませんか?
例えば、年齢や環境の変化(妻、主婦、母親というポジション)を理由に「こうでないといけない」という枠を自分で作ってしまっていませんか?今流行っていないスタイルだからできない、年齢的にこの長さのスカートははけない、なんて制限を作ってしまうと「本当に好きなファッション」「自分らしいスタイル」が置き去りになってしまい、自分がわからなくなってしまうのかもしれませんね。一度、そういった枠を取っ払ってしまってプレーンな状態で自分と向き合ってみませんか?

point

自分らしさを見つめ直すときに、「主婦や母というポジション」「年齢」「流行」「ブランド」を取っ払って、まっさらな状態で考えてみる。

センスアップ内面編:どうやって自分を表現する?

自分の全身を鏡に映して、前、横、後ろからもチェック。そして自分の弱点を書き出してみましょう。背中の肉が気になる、二の腕が太い、おしりの位置が低い…いえいえ、落ち込むために書くのではありませんよ。ちょっと厳しくても現実を把握することがオシャレの第一歩。きちんと自分を知ることからセンスアップのための工夫が始まります。

point

目をそらさずに(?)自分の弱点を書き出すことからリ・スタート!

それと同時に、今度は自分のいいところとなりたい自分を書き出してみましょう。先ほど書き出した弱点と比較すれば、どこをカバーすればいいかが見えてくるはずです。もちろん、弱点すべてをカバーするのは難しいので、優先順位をつけてくださいね。長所はしっかり意識して、自信を持って見せるようにしましょう。足が多少太くても足首は細い人が多いので、パンツのときに足首が出る丈にすると細さが強調されます。二の腕に自信がなくても手首が細いなら袖口をロールアップしたり七部袖を着てみましょう。腕全体がすらりと見えますよ。

point

長所はしっかりアピール!弱点カバーは欲張らずに、優先順位をつけて。

カバーするといっても、何でもかんでも隠すという意味ではありません。気をつけてほしいのは、自信がない部分を隠そうとするあまり、あれこれオンしすぎて過剰になってしまうこと。首を隠すためのストールにお腹を隠すためのチュニック、おしりを隠すために太めのボトムをはいてふくらはぎを隠すための筒型ブーツ、ラインを隠すためのロングコートを着て…こうなったらもはや原型は確認不可能、センスアップは遥か彼方…
そうならないように、出かける前の全身をチェック!常に「マイナスする物はないか?」という目を持つことが大切です。そぎ落とす=シンプルを心がけてくださいね。

point

過剰に弱点をカバーせず、自信がなくても常にマイナスする勇気をもつことがセンスアップへの近道!

シンプルなのはいいのですが、味気ないのも今ひとつ。シンプルなのに華やかに見えるコツは、何か一つ主役を作ることです。今日はこの靴が主役!今日はこのブラウスをメインに!と決めれば、それを引き立たせることを考えて自然と他は控えめにするので過剰にならず、主役があるからアクセントも効いているという、ベストバランスを作りやすいはず。ボリュームによっては主役が二つというのもいいかもしれませんが、一つの方が的をしぼりやすいですね。

point

今日の主役を決める!あとは主役が引立つような脇役をセッティング。

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