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現役小学校教師にインタビュー 第1回「子どもの周りの環境」

Interview インタビュー

しーちゃん先生
※プロフィール
子ども二人、主婦歴20年。会社員生活15年を経て小学校教師になったという異色のキャリアを持つ。休日も教育セミナー、勉強会へと積極的に参加。某県の登録手話通訳者の資格を取得。

今は『縦・横・斜め』の全部が揃っていない!?

家庭や学校にあるのは「親・子」「先生・生徒」「先輩・後輩」といった縦の関係と、「兄弟姉妹」「友達」といった横の関係。昔はそこに「隣近所の人」といった斜めの関係があってそれが大切な潤滑油になっていたのですが、今は地域社会が希薄なため、その「地域社会」でしか生まれない『斜めの関係』はほとんど機能していません。


公園でいじめられて泣いていたら、「どうしたの?」と隣のおばちゃんに声をかけられて気持ちが落ち着いた、なんて経験は私が子どもの頃にはしょっちゅうあったものです。核家族化、子供会などの地域行事の減少、市場や広場などのコミュニティが生まれる場所の減少・・・その理由はいろいろ言われています。

大注目のゲストティーチャー!

その地域(社会)力を強くするために私の学校で取り組んでいる一つに、「ゲストティーチャー」があります。


例えば近隣で商売をされている方をゲストに呼んで、簡単な物の流れやお金について子どもにわかるように話してもらう。身近なお店の商品を例に出してもらうと注目しますし、いつもの先生とは違った人が話す面白さもあって子どもはすぐに引きこまれます。図書室で保護者が本の読み聞かせをする、というのもいいですね。


教科書には載っていない、興味深い話を近所の人に聞く機会って昔は自然にあったのですが、今は大人が努力して作る時代なのかもしれませんね。

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