セントバレンタインデーの由来は3世紀までさかのぼります。西暦270年頃のイタリアでは若者を戦地に向かわせ士気を高めるため、結婚が禁じられていました。気の毒に思ったキリスト教司教バレンタインは密かに結婚させていたのですが、それがローマ皇帝クラウディウス二世に知れ、怒りをかうことに。当時のローマ国教からキリスト教は迫害されていたこともあり、皇帝に逆らった上、改宗しないバレンタインは2月14日に処刑されてしまいました。
その後、200年ほど経ってからバレンタインは殉教者として聖人の一人に加えられ、2月14日は祭日となりました。後に、恋人たちのために殉教したバレンタインが愛の守護聖人となったのです。
1936年に日本で初めて「バレンタインデー」の広告を出したのは、神戸のモロゾフ。1958年にメリーチョコレートが東京の伊勢丹でキャンペーンを行ったのですが、初めのうちはほとんど売れませんでした。その後、各お菓子メーカーがバレンタインデーをアピールすることで、1970年後半ぐらいから現在のように定着したということです。