晩秋から冬にかけて、なんとなく気分が沈んだり落ち込みがちになることがありますが、この時期だけ極端にその症状が強くあらわれる場合は「季節性感情障害」(冬季うつ病)かもしれません。これはうつ病の一種で春にはしだいに回復するのですが、女性に多いのが特徴。症状に心当たりがある場合は下記の改善策で気分転換して、冬を快適に過ごしてくださいね。
日照時間の短い時期には、夜間に脳から分泌される「メラトニン」というホルモンが通常よりも長く分泌され、脳内神経伝達物質「セロトニン」が減少することが原因と考えられています
集中力の散漫
無気力、ひきこもり
極度の落ち込み
睡眠障害(過眠)
過食(特に炭水化物や甘いもの) など
日光を浴びる
最も効果的なのは光治療。部屋にこもってばかりいずに太陽の光を浴びる時間を多くとりましょう。医療機関では人工光を浴びる治療方法があります。
自然の緑(森や林、木々など)や川から新鮮な空気をもらう
ヨーロッパでは「ウインターブルー」と呼ばれ、温泉やアロマ、森林浴などの自然療法が盛んなようです。
ビタミンやタンパク質をたっぷり摂取する
不足しがちなセロトニンを作るためにタンパク質やビタミンB6をしっかりとりましょう
レバー、マグロの赤身、チーズ、ヨーグルト、卵、豆腐、バナナ、さつまいもなどが効果的です。