ログイン新規登録ヘルプ

育児アドバイス:さるせんの明るい育児研究所:第3回ついに来た「反抗期」!そのとき親は?「反抗期」にもいろいろある?「反抗期」への対応の仕方とは?

Advice 育児アドバイス

さるせん(学童保育所現役指導員)
※メッセージ
指導員になって早20年!子どもと過ごすのが、ますます楽しくなってきました。いつの時代も子ども達の元気は、周囲を元気にすると思っています。子ども達と、パワーのやり取りをしながら過ごしています。

「反抗期」にもいろいろある?

口を開けば「いいやんか!」「もう、うっとうしい!」
理由を聞くと「知らん!」「わからん!」
どうしたいのかを聞いても「別に・・・」「お母さんには関係ないやん!」
こんなわが子のセリフに頭を悩ませるお母さんも多いのでは?「ついこの間まで、屈託のない笑顔で素直にうなづいていたうちの子はどこに行ってしまったの?」と悲しくなってしまう、反抗期。「9・10歳の節」とも呼ばれる、思春期の入り口にわが子が立ったのです。


また、一見反抗期とは気付かないような、「わかりにくい反抗期」もあります。
些細なことで涙を流したり、部屋の隅に黙ってうずくまったり、考え事をしているように見える姿も、実は反抗期。「内向型の反抗期」、「不安定期」とも呼ばれているもので、心理学的には「うつ」や「ノイローゼ」に良く似た症状になることも。ひどく落ち込んでいたかと思うと、突然度を過ぎた悪ふざけに走ったり、暴れだすこともあります。


こうした子どもの極端な感情や行動の変化に困惑し、振り回されるあまり、「腫れ物にさわるような態度」をとってしまったことはありませんか?その結果、親子の距離がどんどん開いてしまうという、悪循環に陥る人も少なくないようです。

「反抗期」への対応の仕方とは?

では、親はどう対応したらいいのでしょうか?どちらの反抗期の場合でも同じなのですが、


まずは子どもの気持ちを理解する

思春期の入り口は、今まで頼りにしていた「自分の価値観」が崩壊し、新たに構築しなければならない時期。不安で、どうしていいかわからなくて、自分のキャパを超えた出来事や環境に子どもたちはとまどって悩んでいるのです。


大切に思っている気持ちを伝える

「あなたをとても大切に思っているからこそ心配している」という気持ちを伝えることが大切。そうは言っても簡単なことではないし、あらためて口にすると不自然かもしれません。でも、親をはじめ周りの大人たち〜おじいちゃん、おばあちゃん、親戚、先生、保育者、指導者たち〜が大切に思う気持ちを伝えて、それを受けとめた子どもたち自身が、悩みや困難を乗り越えるエネルギーに変換することで、次の成長段階に進むことができるのです。その気持ちさえ伝えられれば、あとはそっとしておいても大丈夫!一人で考える大切な成長の時間を大人が奪ってしまわないようにしてあげてください。


親が自己開示する

子どもたちが大好きなのは「親や先生の失敗談」です。子どもにとって、親は自分が生まれた時から「親」であり「大人」。そんな親にも自分と同じように反抗期や不安定期があったことは新鮮な事実に感じられるのです。たまには失敗経験をさらけ出してみませんか?普段は正論でさとす「人生の先輩」の失敗談は、身近に感じられ、親子の距離がぐっと縮まります。お手本である親にも悩んだ時期がある、失敗もあると話すことで子どもは安心し、自分で反抗期や不安定期を乗り越えるきっかけになると思います。

ページトップへ

ログイン

すでに会員登録がお済みの方は以下よりログインして下さい。

会員ID

パスワード

ログイン

Articles 記事